バトグラチーム戦研究会

バトグラチーム戦の戦術をまとめていきます。

チーム戦で影響を受けるヒーロー

はじめに


チーム戦では、通常非公開である他人の盤面情報がほぼリアルタイムで共有可能です。
また、序中盤では談合により盤面を放棄してグレードの早上げが横行します。

このチーム戦の特性がプラスにもマイナスにも大きく作用するヒーローがいます。
本記事ではそれらのヒーローの基本立ち回りや対策を紹介します。

 

卓内に存在するだけで影響あり:ビグルスワース君


ビグルスワース君
【チーム戦の台風の目】

ヒーロー選択肢が表示された時点でビグルスワース君の有無を確認する。
それほどチーム戦においてビグルスワース君が及ぼす影響力は大きいです。

・味方プレイヤー死亡に併せて猫に狙ったミニオンの譲渡が出来る
⇒猫の盤面完成度が上がり、1位構成に仕上げやすくなる
・敵プレイヤーは自身の生死がかかった試合で全売り投了を強いられる
⇒「負けたら猫の養分」という負荷を常に敵チームにかけ、
 生き残り上振れの可能性を潰す

2020年10月時点ではプレイヤーの投了に対しても猫のヒロパが発動していたため
ラクロンドやレノによる高速高グレミニオン投了献上がチーム戦最強の動きでした。

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2021年3月現在では戦闘によりライフが0になったプレイヤーに対してのみ発動する
挙動になっているため、全盛期ほどの力は喪われています。
しかし依然として敵チームへ掛ける負荷は尋常ではなく、
チーム戦の中心的ヒーローとして扱ってよい程の影響力があると考えられます。

 

【ビグルスワース君の基本立ち回り】

存在が影響を与えるヒーローのため、生存を重視した堅実な盤面構築を目指します。
息絶えそうな見方がいる場合、ミニオン数を3体以下にしてもらい
UberCatsしてもらいましょう。

人気商品は大体以下のミニオンです。
・任意のゴールデンミニオン
・ブランなどのシステムミニオン
・アマルガドン
・(ゴールデン)ムロゾンド
・ゴールデンムロゾンド+システムミニオン(猫に直接介錯してもらう場合のみ)

ムロゾンド

ムロゾンド絡みについて補足します。
ゴールデンムロゾンドの爆発力は強大であるため、
事前に猫側でムロゾンドを拾っている場合、ムロゾンドは譲渡候補となります。

また、ライフが尽きそうな状況で猫と対戦、かつゴールデンムロゾンド所持という
極めて稀な状況において、ゴールデンムロゾンド+システムミニオン
インチキコンボとなります。
1.味方の盤面をゴールデンムロゾンド+システムミニオンにして猫が介錯
2.猫のヒロパでゴールデンムロゾンドを入手
3.ゴールデンムロゾンドをプレイ、ゴールデンのシステムミニオンを入手
  (ブランがいれば2体入手)
(ゴールデンムロゾンドがムロゾンドを入手できない仕様のため確定)
限定的状況ですが、味方がムロゾンドを優先回収しておくことで実現率が上がります。
猫を1位へトスする方法として覚えておきましょう。
また、この味方の死体をテスが利用する可能性については十分注意してください。
(味方にテスがいるならば・・・積極的に狙いましょう!)

 

【ビグルスワース君への対策】

存在自体が悪なので、対面時に全力で殴りかかって沈めることが最も有効です。
誰も脱落していない状況では戦闘面に関してはバニラヒーローであるため、
中堅型ヒーローで確実にダメージを与えていきましょう。 

猫存命時に脱落リスクがある場合は必ず盤面を空にしましょう。
生存の可能性を潰されるのは癪ですが、ミニオン譲渡で成長させるよりは。。。

 

 

卓内に存在するだけで影響あり:ロード・バロフ


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八百長賭けし放題】

賭け次第では凄まじい爆発力を誇るロード・バロフは、
チーム戦だと安定性が向上します。
味方同士の賭けでは「試合結果を指示する」ことが出来ますし、
敵が絡む賭けでも、敵情報を知っている味方との情報共有で戦況把握が可能です。

また、敵側には「こちらの戦闘内容が見世物にされている可能性がある」
という負荷をかけることができ、プレイングに少なからず歪みを生じさせます。

 

 【ロード・バロフの基本戦術】

シングル戦では時間切れ間際に賭けを行うことがおおよそ一般的ですが、
味方同士の賭けの場合に「試合結果の指示」が必要であるため、
自分の盤面構築を早々に終わらせて賭け、ターン最初に賭けなど工夫が重要です。

ボイスチャット環境では、ただでさえ盤面共有で忙しい状況に賭け要素が入り、
混沌となります。
どのタイミングで賭けするか味方内である程度決めておき、
賭けを行う際は「賭けします、XX vs XXです。」と宣言するとよいでしょう。

 

 【ロード・バロフへの対策】

 ・味方同士の対戦は引き分けが望ましい
チーム戦の基本戦術ではありますが、ロード・バロフがいる状況下では
常に賭けされているリスクを考慮しましょう。

・グレード上げはターン終了時直前に行う
賭けの盤面評価を狂わせることが出来るため、判断材料になってしまうグレード上げは
ギリギリまで見せない方がよいです。手癖でグレード上げしてしまう人も多いため、
ロード・バロフの有無に関わらず、チーム戦ではグレード上げはギリギリで行うことを
習慣づけておくとよいでしょう。

 

 

マッチング次第で有利に働く:ラファーム


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【上手くいけば八百長泥棒し放題】

欲しいミニオンがヒロパで奪えれば宇宙を目指せるラファームは、チーム戦では
「味方と当たるほど強くなり、敵と当たるほど弱くなる」ヒーローです。

味方と当たった場合は欲しいミニオンを献上してもらうことで、
早期のトリプル獲得やシステムミニオン獲得が出来て非常に強力です。

一方、敵と当たった場合はミニオン麻雀の状況が敵内で共有されているために
欲しいミニオンが取れない、ひどい場合は盤面空のこともあり伸び悩みます。

味方とたくさん当たることをボブにお祈りしましょう。

 

【ラファームの基本立ち回り】

欲しいミニオンは常に共有し、事前に味方にキープしてもらいましょう。
ラファーム対面時に探してもらうことが無駄がありませんが、
事前に確保してもらい、対面時に確実に貰えるようにしておくと万全です。
常に「〇〇が欲しい」と周知しましょう。

 

【ラファームへの対策】

・ラファームのトリプル狙いは共有する
ラファームと対面した際は盤面状況を味方と共有しましょう。
トリプルの種を渡してしまい戦犯になってしまうのはとても悲しいことです。。。

・対ラファームはそのターンに購入したミニオンを出さない
購入したミニオンは出さずに抱え持つことでリスクを回避しましょう。
盤面全売りしてグレ上げ優先も、コインが無駄にならないなら有効な選択肢です。

・ビグルスワース君にミニオン献上する際は挑発ミニオンを立てる
ラファームが死体漁りする可能性があるため、墓守を立てましょう。
アマルガドンなどを盗まれたら堪ったものではありません!!!

 

マッチング次第で有利に働く:テス・グレイメン


テス・グレイメイン

【上振れ編成をコピーして宇宙へ・・・】

 

シングル戦においても、テス・グレイメンは上振れ編成をコピーすることで
上位に食い込むことが出来る潜在能力を持っていますが、
そこまでにライフが尽きることが多いというのが大体の評価だと思います。

チーム戦では、序中盤のライフを味方との談合により守ることが出来るため、
ヒーローパワーを有効に発揮しやすくなります。

 

【テス・グレイメンの基本立ち回り】

欲しいミニオンは常に共有し、事前に味方にキープしてもらいましょう。
ラファームと同様ですね。

ラファームと違いグレード早上げに向いてないヒーローのため、
編成が強くなるまでは堅実な盤面構築を行い顔面を守りましょう。

また、味方と似た編成に寄せておくことでマッチング時に盤面を大幅に強化出来るので
味方の編成方針を聞いておき、パーツ集めをしましょう。

ムロゾンド

ラファームでも出来るテクニックですが、ムロゾンドを盤面に出してもらうことで
ムロゾンドをかき集めて金ムロゾンドを生成することができます。
ムロゾンドを見かけた際はテス使いにお伺いを立てるのもよいかもしれません。

 

【テス・グレイメンへの対策】

・テスのトリプル狙いは共有する
・対テスはそのターンに購入したミニオンを出さない
ラファーム系女子なので同様です。

・ビグルスワース君にミニオン献上する場合はテス の存在に重々注意する
ラファームと違い挑発ミニオンを立てても墓荒らしを防げません。
盗まれるリスクと天秤にかけて実行しましょう。

 

チーム戦で悲惨な目に遭う:ラグナロス


炎の王ラグナロス

【全てがチーム戦と噛み合わない

味方同士では盤面放棄してグレード早上げが優先されるため、
ミニオン打破数を稼ぐことが出来ません。

敵との対戦では、盤面放棄して早上げしている敵と当たることになるため、
敵側はわざわざラグナロスのためにミニオンを出すことがありません。

25体達成がとても困難なラグナロスは残念ながらチーム戦では使用しない方が吉です。

 

チーム戦で脚光を浴びる下位Tier


ユードラ船長無限のトキ

無限のトキ、ユードラ船長はライフを守りつつ高グレードに到達できるため、
ヒーローパワーが大爆発することがあります。

シングル戦のTier目線でなく、「上振れた時に強いヒーローか」の目線で
ヒーロー選択肢を見ましょう。

 

おわりに


ビグルスワース君、ロード・バロフ、ラファーム、テス・グレイメンの
4ヒーローが味方にいるか敵にいるかでプレイングに大きく影響が出ます。

最初の8ヒーロー対面時にどの点に注意すればいいかメンバと情報共有を行い、
ゲームプランを立てていきましょう。